原因不明の痛み・しびれ(首・肩・腕）

筋肉疲労

首や肩の痛みの多くは「筋肉疲労」が考えられ、運動や慣れない仕事をしたあとに症状が起こる場合があります。

血管の圧迫

正座をしていて足がしびれる、といった現象と同様に、寝ている時に腕が身体の下になっていたなどの場合に血管が圧迫されて痛みやしびれが出ることがあります。
また、枕が適切な高さでない場合にも首周辺の筋肉に緊張が起こり、血管が圧迫されることで症状が出る場合もあります。
首から腕、手全体がしびれるといった特徴が挙げられます。

椎間板の変性

・バッグをいつも同じ側で持つ
・猫背の姿勢
・長時間のスマホ・パソコン操作
・うつ伏せの状態で読書をする姿勢

こういった普段の不良姿勢やクセによって頚椎の椎間板や椎骨が加齢に伴って変性・変形する症状が起こる場合があります。
脊柱管や椎間孔が狭くなる「頚椎症」や、骨と骨の間にあるクッションの役目をする椎間板が飛び出して神経を圧迫することで「頚椎椎間板ヘルニア」になると言われています。

どちらも、神経の圧迫や刺激によって首や、首の神経の先にある肩や腕に痛みやしびれの症状が起こる場合があります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモン（エストロゲン）が減少すると血流を調節している自律神経が影響を受け、血流が悪くなり手足がしびれる場合もあります。
ホルモンバランスの変化が影響し、更年期以降に首や肩、腰のしびれや痛みに悩まされている方は多くいらっしゃいます。

日常生活に大きな支障が出ないとしても、痛みやしびれの症状があることは「身体の不調のサイン」として、放置せず改めて健康を見つめ直すことが良いでしょう。

また、しびれや痛みの解消には、日常的に行える対処・予防法があります。

できることから少しづつ始め、改善を目指しましょう。

適度な運動とストレッチを行う

運動をすることによって血流が改善され、老廃物が効果的に流れることで、痛みの症状の改善が期待できます。
また適度な運動を取り入れることは、心臓病や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防ができるほか、肥満の解消にも効果があります。
また、首や肩周りの筋肉をストレッチによって緩めることも大切です。デスクワークや読書の合間には時間を決めて取り組むと良いでしょう。

枕の高さを調整する

特に頚椎症の予防には日常生活での工夫も大切です。痛みやしびれがなかなか取れない要因の1つとして、枕が自分の首に合った理想的な高さや硬さでない可能性があります。

バスタオルで枕を作り、自身の首に合う楽な高さにする
枕の硬さや高さを調節するため、中身の量が調節できる枕を使う

このような工夫をして、睡眠時の姿勢に注意することも大切です。

当院では「首・肩・腕」の痛みやしびれには必ず原因があると考えています。

ケガをしていないのに身体に痛み・しびれの症状が出る原因の1つとして、「神経の伝達」があります。

「神経の伝達」がスムーズに行われないと、しびれや痛みが出る可能性が高まると考えています。

施術としてはまず最初に、ハイボルテージによって全身のゆがみを探して調整していきながら、ボディケアを行い、「ハイボルト療法」によって神経を圧迫している筋肉を緩め、原因不明の痛み・しびれを改善していきます。